2022年7月5日、フランス大使公邸にて第3回栄誉賞授与式が開催されました。

受賞者は下記のとおりです。

＊　ルネサンス・フランセーズ大賞（メダイユ・ドール）

　　建築家 安藤忠雄氏

＊　フランス文化普及賞　（メダイユ・ドール）

　　フランス著作権事務所顧問  コリーヌ・カンタン氏 

＊　フランス文化普及賞　（メダイユ・ドール）

　　文化・芸術イベントプロデューサー  パトリス・ボワトー氏

開会の挨拶をされたルネサンス・フランセ―ズ日本代表部名誉会長でもあるフィリップ・セトン大使からは上記3名の受賞者に日仏文化交流の推進に貢献し顕著な功績を残されたと称賛の言葉が贈られました。また「シモーヌ・ヴェイユの薔薇」などのプロジェクトを推進している日本代表部に対しても評価をいただきました。

メダル授与の後、受賞者を代表して安藤忠雄氏よりご挨拶をいただきました。

フランスは安藤氏の建築の原点であり重要な国であること、ル・コルビュジエに大きなインスピレーションを得て建築家を目指したこと、五月革命（1968年）只中のパリで体制に挑戦することの意義を学んだこと、ユネスコ50周年記念事業としての「瞑想空間」の制作が初のフランスとの仕事となったこと、そこで建築の持つ文化的な力の偉大さを実感したこと、そしてフランスの歴史的建造物の再建に挑みパリのレ・アール地区にブルス・ドウ・コマース(2021)を完成させたことなどご自身とフランスとの間の様々なエピソードを語られました。

松浦晃一郎名誉会長の乾杯の辞で会場は祝賀ムードに包まれました。

当授与式には名誉会員としてルネサンス・フランセーズにエールを送り続けてくださっている山東昭子氏、フランソワーズ・モレシャン氏、ガエル・オスタン氏など過去の受賞者、フランス語圏の大使の方々がご参列くださり、ルネサンス・フランセーズ会員の皆様と交流を深めていただきました。

盛会の下、第3回栄誉賞授与式は閉幕しました。