角田昌彦レクチャー【藤田嗣治展を鑑賞して】 | ルネサンス・フランセーズ 日本代表部 | La Renaissance Française au Japon

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角田昌彦レクチャー【藤田嗣治展を鑑賞して】

「藤田礼拝堂(同国歴史的建造物)区画」をユネスコ世界遺産に!

日時 :

6月21日(土) 14時~16時半

場所 :

藤田嗣治展:SOMPO 美術館(事前購入1700円、当日券1800円)
レクチャー:ふれあい貸し会議室新宿 No39 新宿オークプラザ

参加費:無料

レクチャー:24名

講師:角田昌彦

日本法律家協会国際委員会委員(https://www.jpnba.or.jp/ )

東京弁護士会所属弁護士

略歴:https://ailaw.co.jp/page13219-2/シンポジウム Tougouharu Foujita(130321 付公正証書による Leonard Tsougouharu
Foujita): https://www.youtube.com/watch?v=wrrgkmprSq (注:youtube 画面左下際の部分をタップして頂ければ赤い丸がでますので、当該丸を右に移行させることにより、ご覧になりたい部分のみ御覧になれます。250608現在 1546名当該シンポジウムご視聴済)

 

藤田嗣治は100年に一度出るか否かと言われる日本の最も誇るべき洋画家です。
私は大学1年生の時、ブリジストン美術館で思いがけず藤田嗣治画伯の「猫のいる静物」を見て、 その物語性と迫真性に衝撃を受けました。その後パリで大使館勤務をしていた頃、先輩から、「藤田嗣治画伯が急逝された。 ランスの藤田礼拝堂に行ってフレスコ画の大作を見てらっしゃい」と言われて、 家内と共に鑑賞。その後私は弁護士に転身。なんと藤田君代夫人から、直接お声がかかり、 パリ南郊の公営墓地に埋葬されている藤田画伯のご遺骸を、ランスの藤田礼拝堂に再埋葬してほしいというご依頼(君代夫人が偶々発見された藤田の古い日記による)を受けました。縁は異なもの味なもの(なお、再埋葬は2003年10月6日に実現済)。
また、同じ日記には「出来れば MUSEE は作って死にたい。」との記載がありました。君代夫人ご逝去後の相続手続きは2017年末にすべて結了しましたが、その後も粘り強くランス市に働き掛けた結果、藤田にとって夢のまた夢も、近々君代夫人の相続人のお陰で実現致します(250901付書簡で、ランス市から、世界初の藤田美術館が2027年上半期に落成するとの通知を受け取りました。)。加えて、藤田は同じ日記に「私の終生の舞台は..Foujita Chapel の建立であり、その壁画で符点打ちたい」と述べています。
その Foujita Chapel の正式名が平和聖母礼拝堂 https://musees-
reims.fr/fr/musees/la-chapelle-foujita/ で、地元の方々が広島の惨禍さを描いたステンドグラス絵を礼拝していると聞いています。
そこで、平和確立とその存続を理念とするルネサンス・フランセーズ日本代表部で、藤田嗣治に関する最初のレクチャーをさせて頂く運びとなりました。
教会内部に燦然と輝くフレスコ画、広島の惨禍を描いたステンドグラス絵 (ランス美術館学芸員モントゥ・リシャール氏が、「歌川国芳の著名な版画の人物像や、中世の動物寓話の怪物を喚起します。」とコメントしている。)、 前庭に置かれた石の十字架の彫像、 ロマネスク鉄塔と風見鶏等々、 正に総合芸術であり、一体として世界遺産に値するものであると思います。
世界遺産登録について、ランス市は現在ユネスコに打診しているとの報告を受けています。

① 上記シンポジウム(youtube)当日ご視聴頂いたセトン仏大使より、
“Ce petit mot pour vous remercier de m’avoir permis d’assister à
l’événement que j’ai suivi de bout en bout depuis Youtube. La
prochaine étape sera pour moi d’aller visiter la chapelle et le musée
des beaux-arts à Reims. Bien cordialement,PhS./”.(抄訳:「この度の藤田シンポジウムに参加させて頂き、最初から最後まで視聴しました。こうなれば、私がランス市に赴き、藤田礼拝堂とランス美術館を見に行くしかないですね。」)とのとても有難いコメントを頂きました。)

② 私がランス市長に世界遺産登録申請(藤田が洗礼を受けたランス大聖堂並びに藤田が神の啓示を受けた(フランスで定説となっている。)と言われるサン・レミ寺院(クローヴィスがこの寺院で受洗した。その後 12 世紀を超えて、仏国王の戴冠式はランスで行なわれたという。)がいずれも世界遺産登録 https://skyticket.jp/guide/89621/されているので、これらの文化遺産に係る extension 申請の可能性を松浦晃一郎元国連ユネスコ事務局長にご相談申し上げたところ、事務局長当時の部下にすぐさま問い合わせて頂
き、日本政府が既に世界遺産登録されている金色堂の関連重要施設につき、extension申請が現在なされている事実をご教授頂きました。このご対応につき松浦大使に深い恩義を感じています。

参考 : 角田(スミダ) Home Page: https://ailawhiiragi.sakura.ne.jp/ (私と藤田との関わり)

皆様のお越しをお待ちしております。

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