「グローバル都市革命」出版のお知らせ(会長 瀬藤澄彦) | ルネサンス・フランセーズ 日本代表部 | La Renaissance Française au Japon

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「グローバル都市革命」出版のお知らせ(会長 瀬藤澄彦)

ルネサンス・フランセーズ日本代表部 会長である瀬藤澄彦の著書「グローバル都市革命-コンパクトシティ田園都市 第3の都市-」(出版元:文眞堂)が出版されましたので、お知らせします。

https://www.hanmoto.com/bd/isbn/9784830951886

  • 第1章 コロナ時代,都市の様相はどう変わったか
  • 第2章 世界拠点大都市のジェントリフィケーション現象
  • 第3章 コンパクトシティとスプロール化の実態
  • 第4章 多国籍企業と都市メトロポール
  • 第5章 コロナ時代の都市再構築

書評より

3の都市、都市空間の変貌  

21世紀はメトロポール大都市の世紀と言われる。これらのメトロポール都市圏は国民国家の桎梏を超えるかのようにグローバル化のなかで世界的な都市の序列関係を国内間から国際間に変えてしまった。この様な都市の変容の主役は多国籍企業である。世界的戦略拠点都市における都心部の企業集積は、富裕化、準郊外の田園都市化、社会階層化、の3つの現象を浮き彫りにした。フランスのパリ首都圏ほか世界15都市の事例検証を行った。

現代世界都市のこのような変貌は実は欧州と北米では違った様相を呈している。OECDなどを嚆矢に都市圏のスプロール化に対抗するコンパク・シティ政策が世界的に鼓舞された。中世の城塞都市が原型の欧州大陸の都市は日本の城下町と同様に、北米の高層都心や低層住宅郊外モデル都市とでは様相を異にしていた。これまでの固定観念を打ち破るような縮小都市の驚くべき再興の動きが欧州でも北米でも進んでいる。新型コロナウイルスの発生は現代都市の再構築を本質から迫ってきた。コンパクトでもスマートでもない都市、しかし田園都市でもない第3の都市モデルが浮上してきた。都心部のオフィス仕事空間、家における家族空間、に続く自分自身の場所が公共空間としてクローズアップされてきた。世界の都市計画の政策マトリックスも効率、公正、環境持続可能性とその軸足はさらに複合化してきた。本書は、著者の約30年近い海外生活体験に根差した類書を見ない現代都市論を論述した画期的な書である。

 

ご高覧いただけますと幸いです。

 

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